宅配食の費用を月額に直す手順 — 食数と配送回数から毎月の負担を組み立てる
1食あたりの価格は商品を横に並べるための数字で、そのままでは家計に載りません。食事の分と配送の分を分けて足す換算式と、配送間隔で配送回数が変わることを踏まえた組み立て方をまとめました。
冷凍弁当を比べるときにいちばん目に入るのは「1食あたりの価格」です。セットの大きさが違う商品を横に並べるには便利な数字ですが、毎月いくら出ていくかは、この数字だけでは分かりません。ここでは、1食あたりの価格と送料から毎月の負担を組み立てる手順を、式と確かめる場所に分けて整理します。
結論: 1食あたりは並べるための数字、月額は決めるための数字
1食あたりの価格は、商品どうしを同じ物差しに載せるための数字です。一方、家計に載せられるのは「1か月にいくら払うか」です。2つは答えている問いが違うので、候補を並べ終えたら、決める前に必ず月額に直します。
月額に直すと、1食あたりでは差が小さく見えた候補の間で、配送の回数による差が表に出ることがあります。たとえば1回の送料が1食分の価格と同じくらいの商品を毎週受け取ると、配送の分だけで月に4〜5食分が上乗せされます。隔週なら2〜3食分です。反対に、1食あたりで差があっても、届く食数が少なければ月の差は小さく収まります。
手順は次の4段です。
- 1か月に食べる食数を決める
- 配送間隔から1か月の配送回数を出す
- 2回目以降の条件で、1食あたりの価格と1回の送料を確かめる
- 食事の分と配送の分を別々に計算して足す
換算式は2つに分けます — 食事の分と、配送の分
月額 = 1食あたりの価格 × 1か月に届く食数 + 送料 × 1か月の配送回数
前の項が食事の分、後ろの項が配送の分です。
分けて足すのは、2つの項がそれぞれ別のものに引っ張られて動くからです。食事の分は食数で増え、配送の分は配送の回数で増えます。当サイトの1食あたりの価格は送料を含めていません(理由と算出式は冷凍弁当の「1食あたり◯円」は何を含んでいるのか)。性格の違う2つを1食あたりに混ぜると、同じ20食を「10食ずつ2回」で受け取るのか「5食ずつ4回」で受け取るのかの違いが、数字から見えなくなります。
| 項 | 何で決まるか | 小さくする手 |
|---|---|---|
| 食事の分 | 1食あたりの価格 × 届く食数 | 食数を見直す / 1食あたりの価格が下がるセットを選ぶ |
| 配送の分 | 1回の送料 × 配送回数 | 配送間隔を延ばして回数を減らす / 送料の条件が良い買い方を選ぶ |
配送の分には、送料と別に配送ごとにかかる費用も入れます。ベルーナグルメの冷凍便には配送ごとのクール代がかかり、当サイトの料金欄の送料には含めていないので、公式サイトの案内で確かめて足します。反対に、FIT FOOD HOME の定期配送のように送料が無料になる買い方では、配送の分は北海道と沖縄で加わる送料だけになります。送料の条件の型は「送料無料」は5通りあるにまとめています。
1か月に食べる食数を先に決めます
式の中で自分が決めるのは食数です。置き換える食事から週の食数を出し、それを1か月分にします。
1か月は4週ちょうどではありません。1年は52週と少しなので、ならすと1か月は約4.3週です。週5食なら1か月でおよそ21〜22食、週3食なら13食前後になります。
式に入れるのは届く食数(1回に届く食数 × 配送回数)です。払うのは届いた分なので、食べる食数より多く届く組み方だと、差の分が支払いに乗ったうえで冷凍室にたまっていきます。
ここで配送回数を「月2回」「月4回」のようにちょうどの数で置くと、ずれが出ます。たとえば10食セットを隔週で受け取ると、届くのは配送が2回の月は20食、3回の月は30食で、ならすと月約22食です。月20食のつもりで組んだなら、配送が3回ある月は10食多く届くことを見込んでおくか、セットの食数を見直します。
配送間隔を延ばすと配送回数は減り、1回に届く食数は増えます
配送の分は配送間隔で決まります。毎週なら1か月に4回か5回、隔週(2週に1度)なら2回か3回で、月によって回数が変わります。ならすと毎週で約4.3回、隔週で約2.2回です。
選べる間隔はブランドで違います。当サイトのサービス解説で確認できた範囲では次のとおりです。
| ブランド | 定期の配送間隔 |
|---|---|
| FIT FOOD HOME | 毎週と隔週から選べます |
| One Mile(健幸ディナー) | 毎週と2週に1度の設定があります |
| 食のそよ風 | 隔週や月1回などから選べ、毎月決まった日や特定の曜日の指定にも対応しています |
| ベルーナグルメ | 当サイトに掲載しているコースは、いずれも2週間に1回です |
間隔を延ばせば配送回数が減り、配送の分は小さくなります。ただし1か月に食べる食数が同じなら、回数を減らした分だけ1回に届く食数が増えます。月20食前後を隔週で受け取れば1回9〜10食、月1回なら1回20食です。その量が一度に冷凍室に入るかどうかが、間隔を延ばせる上限になります。 冷凍室の空きの測り方は冷凍弁当は何食セットを選ぶ?にまとめています。
1回の食数を増やすとセットが大きくなり、1食あたりの価格も下がることがあります。その場合は配送の分だけでなく食事の分も動くので、間隔を変えたら1食あたりの価格も取り直して、式に入れ直します。
初回だけ安い商品は、2回目以降の条件で組み直します
比較表の既定は初回価格なので、そのまま式に入れると、続けたときの月額より小さく出ます。続ける前提の月額は、商品詳細ページの料金欄で2回目以降の条件に合わせて組み直します。
- セットを、組んだ1回の食数に合わせる
- 「お届け先(送料)」を自分の地域に切り替える(比較表の送料は、いちばん安い地域の金額です)
- 「定期(2回目以降)の価格で見る」をオンにする
- 1食あたりの価格(「2回目以降・送料は含まず」と添えてあるもの)に届く食数を掛けて食事の分に、内訳の送料に配送回数を掛けて配送の分にする
定期にすると送料が無料になる商品では、内訳の送料が「送料無料」と出ます。毎回同じセットを受け取るなら、料金欄の実質価格(1回の配送で払う額)に配送回数を掛けた額とも、1食あたりの端数の丸めによるわずかな差を除いて一致するので、検算に使えます。
定期と都度のどちらでも買える商品は、料金欄が定期で買ったときの金額で出ていることがあり、都度で買う月額はここからは組めません。見分け方は定期で申し込むか、都度で買うかにまとめています。
数か月だけ続けるつもりなら、やめたときにかかる費用まで見ておきます。たとえば食のそよ風の定期は、6回未満で解約すると送料の差額が請求されます。初回の割引も含めて、こうした一度きりの増減は月額とは別に書き出しておくと、毎月の額と混ざりません。
ジムの月額と並べるときに揃えておくこと
当サイトのジムの月額は、毎月かかる固定費まで足し、入会するときだけの費用は別の欄に置いた額です(何を足しているかは「施設維持費」「運営管理費」は何が違うのか)。宅配食も月額に直して初めて、この数字と同じ土俵に載ります。並べるときに揃えるのは次の3点です。
- 毎月続く分だけで比べる — 宅配食は2回目以降の条件、ジムは固定費込みの月額。初回の割引や入会金のような一度きりの分は、別に並べます
- 毎月かかる付帯の費用を入れる — ジムの固定費に当たるのが、宅配食では送料や配送ごとの費用です
- 月による揺れを見ておく — ジムの月額は、続けたときに毎月払う額にそろえた数字です。宅配食は配送が4回の月と5回の月で額が変わるので、ならした額に加えて、配送回数を毎週なら5回、隔週なら3回にして式に入れた額も出しておくと見通しが立ちます
両方が月額に揃っていれば、そのまま足して毎月の予算に収まるかを確かめられます。収まらないときは、宅配食の配送間隔や食数と、ジムの通い方のどちらを動かすかを、この月額どうしで比べて決めます。ジムの月額はジムの比較表で確かめられます。
まとめ: 食数 → 配送回数 → 2回目以降の条件 → 2つの項を足す、の順で見る
- 1か月に食べる食数を決める。式に入れるのは届く食数(1回の食数 × 配送回数)
- 配送間隔から1か月の配送回数を出す。ちょうどの回数ではなく、ならした回数と多い月の回数で見る。間隔の上限は冷凍室に入る量で決める
- 料金欄を2回目以降とお届け先に合わせ、1食あたりの価格と1回の送料を取る
- 食事の分と配送の分を別々に計算して足す。一度きりの増減は別に書き出す
候補を並べるところは宅配食の比較表から始め、絞れたら商品詳細の料金欄で月額に直してから決めてください。