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料金表の「〜」付きの表示は何の下限なのか — レンジ表記と税込・税別の読み方

カラダコスパ編集部 · 2026/09/29 公開

料金表の「〜」付きの額は、店舗による差の下限のこともあれば、割引が進んだあとの額や、料金の一部だけの下限のこともあります。何の額か・税込か税別か・割引の条件・店舗ページの額の4段でそろえてから比べる手順を、実際の表記の例で整理しました。

ジムやスタジオの料金表では、額の後ろに「〜」が付いた表示をよく見かけます。この「〜」が何の下限なのかはチェーンによって違い、読み違えると、実際に払う額より安い数字どうしを並べて比べることになります。ここでは、表示をそろえてから比べるための4段の手順を、2026年8月に当サイトが各社の公式サイトで確認した実際の表記の例で整理します。

結論 — 「〜」付きの額は、そろえてからでないと比べられません

そろえる前の数字は、並べても比較になりません。同じ「〜」でも、あるチェーンでは店舗による差の下限、別のチェーンでは通い続けて割引が進んだあとの額です。税別の額と税込の額が、同じ料金表の中に混ざっていることもあります。

そろえる手順は4段です。

  1. 何の額の下限か — 店舗による差か、割引が進んだあとの額か、料金の一部か
  2. 税込か税別か — 先に書かれた額と括弧の中の額のどちらが税込か
  3. 安いほうの額に付いた条件 — 通常の額と並べて書かれた安い額に、人数・期間・継続・対象者などのどんな条件が付いているか
  4. 「〜」の付かない額 — 通う店舗のページまで降りて確かめる

当サイトのジム比較表の掲載額も、この4点を確かめて選んでいます(確かめきれなかったチェーンの扱いは後半で説明します)。月額は月会費と毎月の固定費を足した税込の額で、算出式は選定基準で公開しています。

その「〜」が何の下限かは、3つに分かれます

公式の表記を読むと、「〜」の付いた額はおおむね次の3つに分かれます。

「〜」の額の中身見分ける手がかり(表記の例)実際に払う額との関係
店舗による差の下限「店舗によって料金が異なります」のような注記が近くにある(ZEAL BOXING FITNESS・FiT24)通う店舗によっては、この額より高くなります
割引が進んだあとの額続けた期間に応じて月会費が下がる割引の説明がある(ベホマの通い放題)いちばん下がる段階に届くまでは、月会費がこの額より高くなります(利用開始日で額が変わる初月を除く)
料金の一部だけの下限「月額料金+都度料金」のように、料金が足し算で書かれている(ReXeR の月額コース)ほかの料金を足さないと、1ヶ月の支払いになりません

店舗による差の下限は、よく見かける型です。ZEAL BOXING FITNESS は公式のサービスページで「店舗によって料金が異なります」と明記しており、全店共通の表示も、ほとんどの店舗詳細ページも、額に「〜」が付いています。FiT24 も公式トップで「店舗により月会費が異なります」としたうえで、通常月会費を「〜」付きの下限で書いています。この型の「〜」はどこかの店舗の額であって、自分の通う店舗の額とは限りません。

割引が進んだあとの額は、読み違えたときの差が大きい型です。ベホマの通い放題プランは、続けた期間に応じて月会費が段階的に下がる仕組みです。下北沢の2店舗のページに書かれた「〜」の額は、いちばん下がった段階の割引後の額で、通常の月会費ではありません。一方、同じ割引の仕組みでも、経堂の店舗のページでは、「〜」の額が通常の月会費と同じ額です。同じチェーンの中でも、「〜」の指す額がそろっているとは限りません。

料金の一部だけの下限は、「〜」の額が1ヶ月の支払いの全体ですらない型です。ReXeR の月額コースは「月額料金+都度料金」の二段階で、月額料金にはトレーニングが含まれません。全店共通の料金表は「〜」付きで書かれていますが、当サイトが確かめた6店舗の店舗ページでは、月額料金はどれも同じ額で、店舗によって違ったのは都度料金でした。月額料金の額だけを見ると、トレーニングの分が抜けた、1ヶ月の支払いよりずっと安い額を見ることになります。当サイトは店舗ページの月額料金に都度料金4回分を足して月4回相当に換算し、プラン名にもそう書いています(パーソナルを月4回にそろえて比べる理由はパーソナルトレーニングはなぜ高く見えるのか)。

幅の両端が書かれた「〜」(カーブスの月会費など)は、上限まで分かる点で、下限だけの表記より読みやすい書き方です。それでも自分の店舗が幅のどこに入るかは、店舗の案内を見るまで分かりません。

税込か税別かで、同じ数字の意味が変わります

次にそろえるのは税の扱いです。同じ数字でも、税別なら税込の額はその1.1倍です(消費税10%の場合)。

  • 税別の額を先に書き、税込を括弧で添える書き方: 先ほどの FiT24 の公式トップは、通常月会費の下限を税別の額で先に書き、税込の額を括弧に入れています。「〜」と税別が重なった書き方です。CACHIE の店舗ページも、月額を税別で書いて税込を括弧で添えています。当サイトが載せているのは、どちらも税込の額のほうです。
  • 同じページの中で書き方がそろっていない例: FiT24 の店舗ページ(当サイトが基準にした瑞江駅前店)では、通常プランの月会費には税込の額も書かれていますが、家族プランやU22プランは税別の額だけで書かれています。CACHIE は月額に税込を併記していますが、入会金の欄では当サイトが読んだページで税込・税別の併記を確認できていません。入会金の額は、きりのいい税別の額を1.1倍した額とちょうど一致するので、当サイトは税込の表記と判断しました。同じページで一度税込の書き方を見つけても、欄ごとに確かめ直します。
  • 税込・税別の注記を確認できていない書き方: BBBパーソナルジムとルルトは、当サイトが読んだ料金表で税込・税別の注記を確認できていません。消費者向けの価格は税込の総額で示すのが原則(総額表示)なので、書かれた額をそのまま税込として扱い、自前で1.1倍する換算はしていません。

確かめるときは、額のすぐ近くにある「税込」「税別」「税抜」の文字と、括弧の中身を見ます。料金表の下に「すべて税込」とまとめて書かれていることもあります。

額が2つ並んでいたら、安いほうに付いた条件を読みます

料金表に額が2つ並んでいるときは、どちらが通常の額で、安いほうにどんな条件が付いているかを読みます。

  • 人数限定の告知と取り消し線: CACHIE の名古屋栄伏見店には「先着35名限定」の告知と、ベーシックの月額を割り引く取り消し線の表示があります。取り消し線が引かれているのは税別の月額なので、割引後の額も税込か税別かを確かめてから、税の扱いをそろえます。
  • 継続を条件にした割引: Evolv(エボルブ)の料金表には、通常の月会費と並べて安い額が書かれ、「本割引は一定期間の継続を条件とした特別割引です。」と注記されています。
  • 期間を確認できていないキャンペーン価格: training BOXX の恵比寿店の料金表は、月額・入会金・体験のそれぞれで通常価格とキャンペーン価格を並べています。いつまでの価格かは、当サイトが読んだ料金表では確認できていません。

候補どうしは、通常の額で並べます。安いほうの額は、先着の枠がまだ残っているか、条件の期間を通い続けられるかを確かめてから差し引きます。当サイトの掲載額も、3つとも割引前の通常の額で、割引の額は順位に含めていません。割引の中身は、詳細ページの「この料金の前提」の表に書き留めています(期間限定のキャンペーンとして載せているものは「キャンペーン」の行です)。

「〜」の付かない額が確認できるページまで降ります

「〜」の付いた額しか見つからないときは、店舗ごとのページまで降りると、「〜」の付かない額が書かれていることがあります。

  • ReXeR: 全店共通の料金表は「〜」付きですが、赤坂店の店舗ページには月額料金と都度料金が「〜」の付かない額で書かれていました。
  • HABIT PERSONAL GYM: 料金ページの一覧表は「〜」付きですが、当サイトが確かめた店舗ページでは、どれも「〜」の付かない同じ額でした。「〜」が付いていても、店舗で額が違うとは限りません。
  • ZEAL BOXING FITNESS: 店舗詳細ページもほとんどが「〜」付きのままでした。公式FAQが店舗別の料金の確認先として別のページを案内しており、そこまで降りると「〜」の付かない額が載っていました。店舗ページが「〜」のままなら、FAQに料金の確認先が書かれていないかを見ます。

当サイトの額がどの店舗のものかは、詳細ページのスペック表の「料金の基準」の欄に出しています。欄には基準にした店舗の名前が出ます。全店共通の料金と判断したチェーンは「全国一律」、基準にする店舗を決めていないチェーンは「店舗により異なる」です。

額を1つに決められないチェーンは、月額を出していません。カーブスは、幅のある表記しか確認できていない例です。選定基準のとおり、月額を出せないチェーンはおすすめ度も出さず、比較表では順位対象外になります(表での出方はジムの比較表の使い方)。また、掲載額が公式の「〜」付きの下限と同じ額になっているチェーンもあります。その場合は、詳細ページの「この料金の前提」の表にある「掲載額の根拠」の行に、公式の書き方を書いています。下限かどうかは「料金の基準」の欄では分からないので、この行で確かめてください。

そろわない候補は、「この額から上」として別に置きます

4段をそろえられた候補どうしは、税込・割引前・通う店舗の額として横に並べられます。4段目で「〜」の付かない額が見つからなかった候補は、その額を「この額から上」と読んで別に置き、通う店舗に額を問い合わせてから並べ直します。下限の額のまま並べると、その候補だけが実際より安い位置に来ることがあるからです。

比較表の額を手がかりにするときも同じです。詳細ページの「料金の基準」の欄と「この料金の前提」の表を先に見ておくと、どの店舗の、何の条件の額なのかが分かります。

まとめ: 何の額か → 税の扱い → 適用条件 → 通う店舗の額の順で見ると、「〜」の付いた数字を、実際に払う額に近い形でそろえてから比べられます。