ジムに置いてある機器は3系統で覚える — ウエイトマシン・フリーウエイト・有酸素マシンの違い
ジムの機器はウエイトマシン・フリーウエイト・有酸素マシンの3系統に分けると整理できます。動きの自由度・場所の取り方・覚えることの多さでどう違うのか、そして施設タイプによって置いてあるものがどう変わるのかをまとめます。
ジムの見学に行くと、名前の分からない機器が並んでいて全体像がつかめないことがあります。実際には機器は大きく3系統しかなく、そこに中間的なものが混ざる構造です。
機器は3系統に分けると全体像がつかめます
結論として、次の3つで整理できます。
- ウエイトマシン — 座る位置と持つ場所が決まっていて、動く軌道もレールやアームで固定されている機器です。チェストプレス、ラットプルダウンといった名前が付いています。
- フリーウエイト — ダンベルやバーベルなど、重りそのものを扱う器具です。軌道は決まっていません。
- 有酸素マシン — トレッドミル(ランニングマシン)、エアロバイク、クロストレーナーなど、歩く・漕ぐといった動作を続けるための機器です。
初めて行った施設でも、目の前の機器がこの3つのどれかを見分けられれば、フロアの構成はだいたい読めます。
3系統の違いは「自由度・場所・覚えること」に出ます
優劣ではなく、性格が違うと考えるのが実態に合います。
| 動きの自由度 | 場所の取り方 | 覚えることの多さ | |
|---|---|---|---|
| ウエイトマシン | 軌道が固定。決まった向きにしか動かない | 1台1種目で床を占有する。台数が席数になる | 座る位置と重りの合わせ方が中心。使い方が本体に図示されていることも多い |
| フリーウエイト | 軌道が自由。同じ器具で扱い方が何通りもある | ラックと器具置き場、周囲の空きスペースがまとまって必要 | 扱い方の幅が広く、覚える範囲も広い。補助やラックの使い方も含まれる |
| 有酸素マシン | 動作は機器の形で決まる。速度や負荷を自分で設定する | 1台ずつ並べて置ける。台数を増やしやすい | 操作パネルの使い方が中心 |
ウエイトマシンは「使い方を覚える手間が小さいかわりに、その機器でできることが決まっている」、フリーウエイトは「できることの幅が広いかわりに、扱いに慣れが必要でスペースも要る」という関係です。有酸素マシンはこの2つとは別枠で、続けて動作するための機器としてまとまったエリアに置かれます。
フリーウエイトを置くかどうかが施設によって分かれるのは、この場所と扱いやすさの事情が大きいと考えられます。
スミスマシンは3系統の中間にあります
スミスマシンは、バーベルが2本のレールに沿って上下する機器です。重りを扱う点はフリーウエイトに近く、軌道が固定されている点はウエイトマシンに近い、中間的な位置づけになります。
同じように、ケーブルマシン(滑車でワイヤーを引く機器)も、握る位置や立ち方をある程度自由に変えられるため中間に入ります。3系統は境界のはっきりした分類ではなく、軌道がどれくらい決まっているかの連続的な違いだと捉えておくと、初めて見る機器も位置づけやすくなります。
施設タイプによって置いてあるものが変わります
カラダコスパのジム比較表は、設備欄にフリーウェイト・マシン・プール・スタジオ・サウナ・シャワー・女性専用の7項目を出しています。表を縦に見ると、施設タイプごとの傾向が読み取れます。
- 24時間ジムは、マシンの記載はほぼ全チェーンにあり、フリーウエイトの記載があるチェーンも多い一方、プールの記載はほとんどありません。
- 総合スポーツクラブは、プール・スタジオ・サウナまで含めて記載が並ぶチェーンがあります。掲載チェーンのうちプールの記載を確認できたのは3チェーンで、いずれも総合クラブを運営する事業者です(うち1件は、同じ事業者がジム専用に出している24時間プランの行なので、表では24時間ジムの区画に並びます)。
- ピラティススタジオは、設備欄の「マシン」がリフォーマーなどのピラティス専用マシンを指します。同じチェックでも中身が違う点は注意してください。
- パーソナルは、フリーウエイトを置いていないことを公式サイトで確認できたチェーンもあり、置いてある機器の幅は施設の設計によります。
同じ「マシンあり」でも指すものが違うので、設備欄はチェックの数ではなく行ごとの中身を見てください。施設タイプそのものの違いは施設タイプの記事にまとめています。
「書かれていない = 無い」ではありません
ここは誤解されやすいので明記します。設備欄は公式サイトで記載を確認できた設備だけを印にしていて、記載が見つからない項目は「無い」と断定していません。おすすめ度の設備軸でも、記載が確認できない項目は加点も減点もしない扱いです。算出の方針は選定基準に公開しています。
公式サイトの設備紹介は書き込み方の差が大きく、置いてあっても紹介ページに載っていない可能性があります。カラダコスパの設備欄も、あくまで公式サイトの書きぶりを写したものです。使いたい機器が決まっている人ほど、見学で自分の目で確認するのが確実です。
見学では台数と待ち時間を見ます
見学で確認したいのは、あるかないかよりも「自分が使える状態か」です。
- 使いたい機器の台数: 同じ機器が1台しかなければ、混雑時は順番待ちになります
- 自分が通う時間帯の混み具合: 空いている時間に見学して、通うのは平日夜では判断材料になりません
- 更衣室とシャワーの数: 会員数に対して少ないと、着替えとシャワーだけで滞在時間が伸びます
- フリーウエイトエリアの広さ: ラックの数と、器具置き場までの動線が確保されているか
チェーンを絞り込むところから始めるなら、優先したいこと・予算・施設タイプの3問で候補を出す目的別診断が早いです。入会前の確認事項は入会前チェックの記事、ほかの読み物は記事一覧にまとめています。